防災の日は、毎年9月1日と定められ、この日を含む1週間が防災週間とされています。
日本では地震や津波をはじめ、自然災害は少なくない中、災害の認識を高めるために設けられたのがこの「防災の日」及び「防災週間」。
そこで防災の日に改めて見直したい対策や、備蓄食品としても役立つ冷凍食品についてご紹介します。
防災の日は何をする?
全国各地で防災訓練の他、防災に関する講演会や展示会などのイベントが実施され、自然災害に対する備えや対策が呼びかけられています。
中でも消防署による火事を想定した消火器の使い方や、地震が起きた際の逃げ方や身を守る方法、また負傷した人に対する救命活動などは、大人も子供も防災を改めて認識する上でとても大切な経験が出来るイベントになっています。
家庭で必要な防災対策3つ
防災の日だけで、防災の意識を留めるのではなく、日頃から心がけたい防災対策。まずは抑えておきたいのがこの3つ:
・ここ数年日本列島を襲う豪雨により洪水の被害が目立つ中、重要とされているのが自宅やその周辺のハザードマップの確認。
・住んでいる地域に被害が及んだ際に避難する場所やそこまでのルートの確認。
・ライフラインが遮断されても1週間は自力で生きられるような防災グッズの見直し。
改めてチェックしよう家庭の防災グッズ
内閣府が推奨する食料・飲料・生活必需品などの備蓄例:
・飲料水 3日分(1人1日3リットルが目安)
・非常食 3日分の保存の効く食料
・トイレットペーパー、ティッシュペーパー・マッチ、ろうそく・カセットコンロ など
備蓄に必要とされる飲料水の量に保存場所の確保が難しく感じられそうですが、保存方法について紹介している情報サイトもたくさんあるので、是非活用してみてください。
非常用持ち出しバッグの内容の例:
また自宅が被災した時に持ち出せる防災グッズの用意も大切です。
・飲料水、食料品(カップめん、缶詰、ビスケット、チョコレートなど)
・貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)
・救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など)
・ヘルメット、防災ずきん、マスク、軍手
・懐中電灯、携帯ラジオ、予備電池、携帯電話の充電器
・衣類、下着、毛布、タオル
・洗面用具、使い捨てカイロ、ウェットティッシュ、携帯トイレ
・乳児のいるご家庭は、ミルク・紙おむつ・ほ乳びん
※災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!~ | 首相官邸ホームページ (kantei.go.jp) より
個人的にはリスト内の防災ずきんからヘルメットにアップデートしたいところ。また各項目で同居する人数に合わせて用意することを忘れずに!
ローリングストック法
非常食を備蓄する際のコツとして紹介されているのがローリングストック法。賞味期限を念頭に期限が切れる前に食べては補充するという方法。この方法で取り入れる食材は缶詰などの常温保存食品に限らず、保存期間の長い冷凍食品でも有効とされています。以前の記事でもご紹介したように、冷凍庫の温度は電気が遮断されてもしばらくはクーラーボックスとして機能し、食材は食べられる保存状態でしばらく保たれるため、解凍したらそのまま食べられるような食材は少し多めにストックしておくと非常食の幅も増えます!
まとめ
防災の日に改めて考えたい防災対策についてご紹介しました。
防災訓練や防災について学べるイベントなどは自治体のホームページや地元の消防署のホームページなどで紹介されているので、是非覗いてみてくださいね。今年はコロナ禍ということもあり、オンラインで提供されるものが多いですが、子供にとっても親しみやすいアニメを使った映像など様々な工夫がされていて、小さなお子様でもきっと楽しく学べるはず!
重要なのは普段からの備え。防災対策に非常食といっても、特別な食べ物を用意するというよりは、保存の効く日常食のやりくりを工夫することで対策がとれるので家庭で簡単に取り入れられる方法ですね。
筆者も防災グッズについては改めて自宅で生活する在宅避難の場合と避難場所に避難する場合で分けて備えたいと思います。