テクス・メクス料理の代表格「ファヒータ」。
主に小麦のトルティーヤにグリルしたお肉や野菜をのせて、巻いて食べるワンハンドグルメ。
日本ではメキシコ料理のお店や一部のアメリカンレストランのメニューで見かけます。
自粛期間が長くなると、さすがに自炊の味にも飽きがくるもの。
そこで実はカレーより簡単に作れちゃう異国の味で『外食気分』を手軽に味わいませんか?
ファヒータって何?
ファヒータ―とは、ピーマンや玉ねぎと一緒に焼いた肉を小麦粉やトウモロコシのトルティーヤにのせて食べるテクス・メクス料理。
もともとは、この料理に使われるのは牛肉のスカート・ステーキ(日本で言うハラミ)であったところ、現在は様々なニーズに合わせて、他の部位の牛肉や鶏肉、豚肉、また肉の代わりに海老が使われることもあります。
レストランでは、肉は通常、玉ねぎやピーマンと一緒に調理され、付け合わせに、千切りレタス、サワークリーム、ワカモレ、サルサ、ピコデガロ(メキシカンサルサソース)、シュレッドチーズ、リフライドビーンズ*、角切りトマトなどが人気。
*リフライドビーンズ=うずら豆を柔らかく煮てつぶし、さらに油で炒めたもの。
冷凍で美味しさアップ!ファヒータのレシピ
身近な食材で手軽に作れるため、実はカレーより簡単で失敗なしのファヒータ。それを更に簡単に美味しくする方法が冷凍する方法!
食材と調味料全てを保存袋に入れて冷凍する、この10分とかからない仕込みで、具材に味が良く染み込み美味しさがアップします。
巣ごもり需要で人気の高タンパク・低カロリー、そしてリーズナブルな食材、鶏むね肉を使用したレシピを紹介します。
【 材料(4人分)】
・骨なし、皮なしの鶏胸肉2枚
・紫たまねぎ1個(スライスしたもの)
・緑ピーマン1個(種を取り、スライスしたもの)
・黄パプリカ1個(種を取り、スライスしたもの)
・赤パプリカ1個(種を取り、スライスしたもの)
・トルティーヤ生地 8枚
マリネソース:
ライムジュース 大さじ3
オリーブオイル 大さじ2
にんにく(みじん切り):大さじ1
クミン小さじ 1/2
チリパウダー:小さじ 1/2
塩、適量
胡椒、適量
1)ライムジュース、オリーブオイル、ニンニク、クミン、チリパウダー、塩、コショウを小さなボウルまたは計量カップに入れて混ぜる。
2)大きなフリーザーバッグ(冷凍用保存袋)に鶏胸肉を入れ、マリネソースをかける。
3)スライスした野菜類を2)のフリーザーバッグに入れる。フリーザーバッグを密封し、余分な空気をしっかりと抜きます。中身をゆっくりと混ぜ合わせ、マリネソースが鶏肉に完全に行き渡るようにし、そのまま冷凍庫で保存。(冷凍庫で3ヶ月間保存可能。)
4)食べるときには、冷蔵庫、もしくは流水で解凍して、マリネソースごと中身を全てフライパンにあけて炒めるだけ。
※参考:Freezer Prep Chicken Fajitas Recipe by Tasty
冷凍で味しみしみ・肉柔らか
今までの投稿記事でも『冷凍』のメリットやその方法を紹介してきましたが、改めてここに冷凍することのメリットを並べてみました:
1)調味料で味付けして冷凍庫で保存するだけで、凍っている間に肉や野菜類に味が染み込みます。
2)野菜に含まれる酵素「プロテアーゼ」がお肉のタンパク質が分解し、筋繊維がほぐれ、お肉が柔らかくなります。
3)事前に味も肉質も整えられている為、調理時間を大幅に短縮できます。
4)冷凍することで長期保存が可能になるため、リーズナブルに食材をまとめ買いしやすくなります。
5)栄養価のピークに冷凍することで、食材の劣化を防ぐことが出来ます。
まとめ
おうちで簡単に作れて、外食気分が味わえるレシピは多数あるので、是非この際、試していただきたいと思います。調理時間の短縮で時間に余裕ができる分は、家族団らんを楽しむ時間であったり、趣味の時間にあてたりすることで充実したおうち時間につなげてもらえたら嬉しいです。
今後も冷凍おすすめレシピをご提案していきたいと思います。