最近よく耳にするSDGs。
大切な取り組みのような気がするけど「自分が関わることはなさそうだ」なんて思っていませんか?
SDGsとは貧困を撲滅し、持続可能な世界を実現するために設定された2030年までの17の国際目標。
この活動に取り組む企業は社会的貢献度の高い会社として、企業価値が高くなる傾向にあり、その取り組みに力を入れている企業も多くなっています。
そして実は私たち個人も今すぐ取り組める身近なことなのです。
目次:
・フードロスって何?
・「世界一のサービス」の裏の苦悩
・冷凍食品が救世主
・おうちごはんとして人気が浮上している冷凍ピザ
・外食B級グルメとして人気の高いハンバーガー
・日本に冷凍ハンバーガーが浸透していない理由
身近なSDGs
様々な取り組み方がありますが、中でも誰でも簡単にこの取り組みに参加出来る方法の1つとして身近なのが「持続可能な生産消費形態を確保する」ための、フードロス問題への取り組みです。
フードロスって何?
そもそもフードロスって何でしょうか?
「フードロス」 = 本来食べられるのに捨てられる食品のこと。
推計によると、27年度には食品廃棄物全体では約2,842万トン*、うち食品ロスは646万トン。そして何とその食品ロスの内訳として家庭から出るフードロスは約289万トンと食品ロスの約半分は家庭から出ているのです。
*農林水産省・環境省「平成27年度推計」
では何故フードロスが起きるのでしょうか?
主な要因は事業者側の規格外や売れ残りと、家庭での手つかず食品や食べ残しなのです。
きれいな商品陳列が当たり前の日本
来日した外国人が驚くことの中に、どの店に行っても「食品の綺麗な品揃え」だといわれます。
確かに、陳列棚には選ぶのに迷うぐらいの商品がズラリと並ぶ光景は日本人の私たちには当たり前になっています。これはひとえに売り手側の経営努力によるもので、日々の在庫変動に合わせ、売り切れにならないようなサービスを提供し続けているからなのです。
「世界一のサービス」の裏の苦悩
おもてなし精神による日本のサービスは、世界で高い評価を受けている一方、苦悩もあるのです。
消費者側にとっては常に欲しい商品があることはメリットですが、一方売り手側には食品の廃棄の問題があります。売れる商品量よりも多めに食品を並べることで見栄えを良くし、消費者側の選択肢を増やすといった業界のスタンダードがフードロスの問題解決にハードルを高くしているといえます。
冷凍食品が救世主
売り手側にも買い手側にも、フードロスの解決方法の1つになっているのが『冷凍食品』です。
冷凍食品として提供することで、食品の賞味期限を長くすることは売り手側が食品の廃棄を心配することなく、経済的にも合理的な生産と販売が出来るメリットがあります。一方、買い手側には冷凍保存で食べたい時に食べられるという利便性があります。
人気の冷凍B級グルメ
冷凍食品で子供にウケも良く冷凍食品人気ランキングで上位に挙がるのが、冷凍チャーハン、冷凍お好み焼きや冷凍餃子ですが、コロナ禍もあり、おうちごはんに利用できる冷凍食品の関心は商品の裾野を広げているようです。
おうちごはんとして人気が浮上している冷凍ピザ
人気が浮上しているのが『冷凍ピザ』。子供からの支持も高く、おうちで手軽に美味しいピザが食べられるとして、冷凍ピザは家庭に浸透している冷凍グルメの代表格です。
外食B級グルメとして人気の高いハンバーガー
人気の外食B級グルメとして外せないのが『ハンバーガー』ですが、日本の「冷凍ハンバーガー」は、バンズ、パティ、ソース類などがバラバラに売られているのが一般的です。
日本に冷凍ハンバーガーが浸透していない理由
一般的に、ハンバーガーといえば、パティ、ソース類、トッピングのチーズなどが一緒にバンズに挟まれているものですが、これらが一体化された冷凍ハンバーガーはなかなか見当たりません。なぜなのでしょうか?
味の食感も特徴も異なる、バラバラの食材をレンジでチンするだけでそれぞれを最良の状態に仕上げる、ということに技術的な問題が多かったと考えられています。
これを解決出来ればおうちでいつでも美味しく冷凍ハンバーガーが食べられることになりますね!
好きな冷凍食品探しというフードロス解決方法
身近に出来るフードロスの解決方法の1つは食品の期限内に「食べきる」ことです。
好きな冷凍食品を見つけ、常備するなど、上手く活用することで、食品の廃棄を減らせます。
SDGsが示す、目指す目標の1つ、フードロス問題の解決に向け、1人1人の身近な生活習慣から世界に大きな成果を生み出すこと、始めてみませんか?