緊急事態宣言は、沖縄を除く9都道府県で期限通り20日で解除されることになり、東京や大阪など7都道府県は「まん延防止等重点措置」に移行することが発表されたばかりですが、ここで気になるのは、飲食店の営業時間は?酒類の提供は?といった点。
制約は段階的に緩和されていく見込みらしいですが、重点措置地域の飲食店には営業時間が午後8時までといった制約は続き、酒類提供も一定の要件を満たす必要があるようです。
一組あたりの入店を4人までにするなど、まだしばらくは自由に外食が出来る環境にはなさそうなので、自炊生活は長引きそうです。
そこで自炊する回数も増えると、工夫したいのが食材の保存について。せっかくなので、正しい冷凍保存で美味しく食品ロスを減らしませんか?
使いきれない野菜の知って得するおススメの保存方法
皆さんは、使いきれない野菜の正しい保存方法をご存知でしょうか?
中には、生よりも冷凍後に食べる方が美味しく感じられる野菜などもあるのです。本記事では、冷凍するのにおススメ野菜TOP5をご紹介いたします!
どんな野菜があるの?
「確かに冷凍庫の冷凍技術は、数十年前と比べて発達しているけれど、冷凍後の方が美味しい野菜なんてあるの?」そう思う方も多いでしょう。
一体、どんな野菜があるのでしょうか?具体的にみていきましょう!
1.トマト
野菜の中でも、トマトを冷凍保存している方は多いのではないでしょうか。
トマトは20日から1ヶ月ほど冷凍保存が可能です。何日も冷蔵保存するよりも、冷凍保存する方が栄養素がキープでき、また、トマトの水分が膨張することから細胞壁がこわれ、うま味成分が出やすくなるというメリットもあります。
冷凍したトマトを凍ったまま鍋に入れてスープにするなど、このメリットならではのレシピです。
2.ほうれん草
次に紹介するのは、ほうれん草です。
ほうれん草の冷凍方法は大きく分けて2つあり、下準備要らずで冷凍室に入れられる生のまま冷凍する方法と一旦茹でて冷凍する方法です。
生のまま冷凍するメリットは、手間がかからないにも関わらず、風味が落ちないことです。余計に手を加えないで美味しいなら良いですよね。
一方、茹でてから冷凍すると、えぐみが無くなり甘味をより一層ひき出すことができます。
冷凍後の使い道と照らし合わせながら、冷凍方法を決めましょう。
3.玉ねぎ
涙が出ないようにと、玉ねぎを冷やして使う方は多いですが、冷凍したことがある方は、もしかしてそんなに多くないかもしれませんね。
玉ねぎを冷凍するメリットは切り方によってたくさん。
カットせずに冷凍するならば涙が出るのを抑えられますし、カットしての冷凍には、味が染み込みやすくなるという特徴があります。
また、玉ねぎを冷凍する下準備の中でおすすめなのが、茹でてから玉ねぎを細かく刻み、金属製トレーの上で一気に冷凍する方法。玉ねぎは生だと酵素の働きにより腐敗が進むところ、加熱することで酵素は壊され保存性が増し、食感もキープ出来ます。
4.大根
大根を1本買ってきても、一度に丸々使い切れることは中々ないですよね。
色んな料理に使える大根ですが、冷凍後の使い道でおススメなのは汁物系の料理。
ポイントは皮を厚めに剥き、きっちりラップをすること。
「冷凍後の大根はまずい」なんて声もネット上で見受けられますが、それは大根から水分がなくなり、辛味が強くなってしまうから。
正しく冷凍保存すれば、時短で味が染み込む美味しい食材になるのです!
5.きゅうり
最後に紹介するのはきゅうりの冷凍保存について。
きゅうりは、薄切りした後、塩もみして水気を絞ったのち、ラップもしくは保存袋で冷凍するのがおすすめです。
自然解凍後は少し水気を絞り、ポテトサラダや酢の物、また中華炒めにするなどで味が染み込む時間も短くて済み、美味しく食べられます!
まとめ
冷凍保存後も美味しく食べられる野菜について解説しました。
ここで紹介した野菜は、いずれも家庭の食卓に上がる回数が多い野菜たちですが、冷凍することで、一度に使い切れない場合の保存性の向上や、レシピに合わせて時短や美味しさにつながるといったメリットがあります。
正しい冷凍保存でぜひ美味しく食品ロスを減らしませんか?